AutoHotKey を実行中、実行が終わったかどうかをタスクバーの常駐アイコンを見てチェックしているが、とても面倒だ。そこで、ツールチップを使って、AutoHotKey の実行中だと画面上で知らせる方法を考えた。
テストスクリプト
tooltip_cancel.ahk
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 |
; AutoHotKey で何かの自動処理を実行中に、ツールチップを表示させて利用者に知らせる SetTimer, ToolTipMessage, 100 ;サブルーチンを指定間隔で実行する Return ToolTipMessage: CoordMode,ToolTip,Screen ; ツールチップをスクリーン上での絶対座標をとる ; ToolTip, {表示するメッセージ、改行は`n を使う},X ,Y ToolTip, 実行を終了するときは`nESC キーを押す,0 ,0 Return ESC:: ExitApp ; アプリを終了 Exit ; AHK を終了 |
解説
- ToolTip で、メッセージと表示位置を設定する
- CoordMode, ToolTip, Screen で、ツールチップをスクリーン上での絶対座標をとるようにする。初期状態は、アクティブウィンドウの左上からの相対座標
使い方
- tooltip_cancel.ahk を実行すると、モニター上の左上にツールチップが表示され続ける
- メッセージや表示座標を、用途に合わせて変更する
- 本機能と関係ないが、ESC キーの入力でアプリを終了する機能は、動作時間の長いスクリプトでも役に立つ